[Intro — 語り]
今な 年金事務所から 封書 来てて
"繰下げ受給で 月 七万円 増えます"
"七十五歳まで 待てば 八十四パーセント 増額!"
言うとって
オカンが "ほな 七十歳まで 待つ" 言うとんねん!
(いや それ "得"ちゃう "見え方を 売られとる"ねん!)
うちのオカンがな
"年金は 待ったら 増える"言うて 繰下げ申請する 言うとる
加算率 とか 損益分岐 とかの 中身は 忘れたらしい
(ほな 特徴 言うてみ)
[Verse 1 — 早口]
オカン言うにはな
"一年 待つと およそ 八パーセント 増額"
"十年 待ったら 八十四パーセント 増額"
"月 十万円が 月 十八万四千円"
"これは 待つしかない" 言うて
ねんきんネット 印刷して 喜んどんねん!
[Chorus — サビ]
それ 繰下げ受給 やないかい!
"月 八十四パーセント 増額"は 真実
ただし 損益分岐点が 待っとる
七十歳から 受給した場合
六十五歳開始の 総額を 抜くのは 八十一歳 十一ヶ月!
日本人男性の 平均寿命は 八十一歳!
ほんまに ギリギリ
七十五歳繰下げに 至っては 損益分岐 八十六歳 十一ヶ月!
"待てば 得"の 設計図に 寿命と 健康年数が 抜けとる!
[Verse 2 — 歌]
でも オカン言うには
繰下げの間も 健康保険から 介護まで
公的制度は 全部 平等
"待つだけで 増える 単純設計" やと
日本年金機構の パンフレットに そう 書いてある らしいねん
[Chorus — 撤回]
ほな 繰下げ受給 ちゃうやないかい!
"待つだけで 増える"の 中身は
繰下げ中は 加給年金 ゼロ!
配偶者加給は 年 およそ 四十万円
五年 繰下げたら 加給だけで 二百万円 消える
さらに 在職老齢年金!
六十五歳超で 月収プラス年金が 五十万円 超えたら 一部 支給停止
増額率を 計算する 元の年金額が そもそも 減っとる
住民税 健康保険料 介護保険料も
受給額に 連動して 上がる
名目 月 八万四千円 増えても
手取りベースだと 月 五万円台に しぼむ
"待てば 増える"の 裏で 三段 削られとる!
[Bridge — 語り]
繰下げ加算率 一年で およそ 八パーセント!
繰上げ減額率 一年で およそ 五パーセント!
七十歳繰下げの 損益分岐点 八十一歳 十一ヶ月!
日本人男性の 平均寿命 八十一歳!
健康寿命は さらに 八年 短い 約 七十三歳!
これが "見え方"の 設計図や!
もうちょい 特徴は?
オカン言うには 万一 早く亡くなった場合 でも…
[Verse 3 — 高揚]
それ "未受給分 失効"の 罠 やないかい!
繰下げ中に 受給者が 亡くなったら
本来 受け取るはずやった 年金は
"未支給年金"として 遺族に 一時金で 出る
ただし 出るのは 死亡月までの 数ヶ月分だけ
"待ったのに 一円も 増額分 もらえなんだ"の パターン
さらに 繰下げ手続き 終わる前の 死亡なら
"増額"そのものが 適用されへん
平均寿命 ギリギリの 損益分岐に
"待つリスク"が 確率分布で のしかかる!
"待てば 得"の 仮面の 裏に 寿命博打!
[Oton — オトン暴投]
最終的に オカンは
「待ったら 増えるんやから 損は せえへんやろ」 て
("待つこと自体に コストが かかっとる"ねん!)
でも オトンが言うにはな
それ「定期預金の 大型版」 らしいねん
(いや 全然ちゃうやろ!
定期預金は 途中解約しても 元本 戻る
繰下げは 待ってる間に 死んだら 増額分 一円も 入らへん
定期預金は 金利が 契約時に 確定
繰下げは 在職老齢と 税金で 実質利回りが 毎年 変動
定期預金は 元本に 連動して 利息が 付く
繰下げは "ベース年金"の 加給分 まで 削られる
契約の確実性 利回りの確定 元本との関係 ぜんぶ 真逆やろ オトン!)
[Outro — 締め]
もうええわ!
繰下げ前に 自分と 配偶者の 健康寿命 計算!
加給年金の 対象配偶者が おるなら 必ず 手取り 二段計算!
在職老齢の ボーダー 五十万円 を 跨ぐ働き方は 増額メリット 半減!
"月 八万四千円 増える"の 横に 健康年数を 並べる!
ねんきんネットの "試算"は 額面ベース 手取りは 別計算!
年金事務所 だけやなく 独立系エフピーに 自腹で 一万円 払って ダブルチェック!
"待つ"を 選んだ瞬間から 受給開始までの 生活費を 別財布で 確保!
"繰下げ=正解"でも "繰上げ=損"でもない!
健康と 家族構成と 働き方の 三軸で 自分の最適解 を 選ぶ!
ありがとうございましたー!
[Tag — 予告]
(今な スマホに "ニーサで 月 三万円 積立で
老後 二千万円 確保"の 広告 出てきててん…)